肥満 リスクはなぜ怖い?前橋市の院長が体の仕組みから解説
「肥満 リスク」と検索すると、糖尿病や透析といった怖い言葉が並び、不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、肥満がなぜ体に負担をかけるのか、その仕組みを体の構造から丁寧に解説します。不安を煽る内容ではなく、理解した上で今日から何ができるかまでお伝えします。
脂肪細胞は「ただの脂肪」ではない
多くの方は、脂肪を「余分なエネルギーが溜まっているだけのもの」とイメージされているかもしれません。しかし実際には、脂肪細胞はホルモンのような物質を分泌する、いわば小さな臓器のような働きをしています。
特に内臓の周りにつく内臓脂肪は、増えすぎると「炎症性サイトカイン」と呼ばれる物質を多く分泌するようになります。これが血管や全身の細胞に慢性的な炎症を起こし、体のさまざまな機能に影響を及ぼしていくのです。
インスリン抵抗性という状態
この炎症がすい臓から出る「インスリン」というホルモンの働きを妨げることがあります。インスリンは血液中の糖を細胞に取り込ませる役割を持つホルモンですが、脂肪細胞からの炎症物質が多いと、細胞がインスリンに反応しにくくなります。これを「インスリン抵抗性」と呼びます。
体はこれを補おうとして、すい臓がさらに多くのインスリンを分泌します。この状態が何年も続くことで、すい臓が疲弊し、血糖値のコントロールが難しくなっていく流れが、肥満と糖尿病が関連づけられる理由のひとつです。
糖尿病から透析リスクへとつながる仕組み
血糖値が高い状態が続くと、血管の内側が傷つきやすくなります。特に腎臓には「糸球体」という非常に細い血管が毛糸玉のように集まった構造があり、ここで血液をろ過して老廃物を尿として排出しています。
この細い血管は高血糖の影響を受けやすく、ダメージが蓄積すると、ろ過機能が少しずつ低下していきます。これが進行すると、人工的に血液をろ過する「透析治療」が必要になるケースがあるとされています。すべての方がこの経過をたどるわけではありませんが、肥満・高血糖・腎臓への負担という流れは、体の構造上つながりやすいものだと理解しておくことが大切です。
群馬・前橋の暮らしに潜む見落としやすい習慣
群馬県は車社会と言われ、前橋市周辺でも近所のスーパーやコンビニまで車で移動する方が多い地域です。1日の歩数が自然と少なくなりやすく、筋肉を使う機会が減ることで、血糖を消費する力そのものが弱まってしまうことがあります。
さらに冬場は「空っ風」が強く吹くため、外に出る機会が減り、家の中で過ごす時間が長くなる方も少なくありません。こうした地域特有の生活リズムが、知らず知らずのうちに内臓脂肪の蓄積につながっているケースを、臨床の現場でも感じることがあります。
- 車移動が中心で歩行時間が短くなりやすい
- 冬の冷え込みで活動量が落ちやすい
- 行事やお付き合いで糖質・脂質の多い食事が重なりやすい
院長自身が93kgだった頃に感じていたこと
当院の院長も、かつて体重93kg、体脂肪率28.3%という時期がありました。当時は毎日のように頭痛や腰痛に悩まされ、アトピーの症状も落ち着かず、「体が重い」という感覚が常にあったそうです。
健康診断の数値を見るたびに不安を感じながらも、何から手をつければよいか分からなかったと振り返っています。そこから分子栄養学やDNA検査の知見を学び、自身の体で試行錯誤を重ねた結果、3ヶ月で体重78kg、体脂肪率14.7%まで変化したという経緯があります。これはあくまで院長個人の体験であり、効果には個人差がありますが、「無理のない範囲で体の仕組みを理解しながら整えていく」という考え方の原点になっています。
今日からできる、負担の少ない一歩
肥満のリスクを正しく知ることは、不安になるためではなく、行動のきっかけにするためのものです。いきなり大きな変化を目指す必要はありません。
例えば、夕食の際に主食を先に食べるのではなく、野菜やタンパク質から食べ始めるだけでも、血糖値の急な上昇を緩やかにできる場合があります。また、前橋市内であれば敷島公園周辺など、少し歩きやすい環境もありますので、1日15分程度の散歩を取り入れることも、小さな一歩になり得ます。
当院では柔道整復師・鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ院長が、深部整体や鍼灸といった体のケアに加え、姉妹事業のNC Body Make Salonにて分子栄養学に基づいたオーダーメイドのサポートも行っています。ご自身の体の状態や生活習慣について、何から始めればよいか分からないという方は、一度お話を聞かせていただければと思います。












