肥満のリスクと向き合った夜|前橋市の院長が93kg時代を振り返る
この記事では、肥満が引き起こす健康リスクについて、糖尿病や透析といった具体的な話も含めてお伝えします。不安を煽るつもりはありません。ただ、かつて体重93kgだった私自身の経験から、知っておいてほしいことがあります。前橋市で施術をしてきた22年の中で見えてきた傾向もあわせてお話しします。
肥満のリスクを、数字で見つめ直す
健康診断で「体重増加」「脂質異常」といった指摘を受けても、自覚症状がなければ放置してしまう方は少なくありません。私も以前はそうでした。ですが、肥満のリスクは静かに進行します。内臓脂肪が増えると、インスリンの働きが悪くなり、血糖値が上がりやすい状態が続きます。これが長く続くと糖尿病につながる可能性があり、さらに進むと腎機能の低下から人工透析が必要になるケースもあると言われています。
もちろん、肥満だからといって必ずそうなるわけではありません。ただ、体重や体脂肪率が、体の内側で起きている変化のサインであることは事実です。そのサインに早めに気づくことが、肥満のリスクと向き合う第一歩だと感じています。
93kgだった私が見ていた景色
私自身、かつて体重93kg、体脂肪率28.3%の時期がありました。毎日のように頭痛と腰痛があり、アトピーにも悩まされていました。当時は「疲れているだけ」「歳のせい」と思い込んでいましたが、今振り返ると、体の中では確実に負担が積み重なっていたのだと思います。
血液検査の数値も、決して良いものではありませんでした。自分では「まだ大丈夫」と思っていても、体は正直です。3ヶ月かけて食事内容を見直し、78kg、体脂肪率14.7%まで変化したとき、頭痛も腰痛も落ち着き、肌の状態も変わりました。この経験があったからこそ、今のダイエットプログラムを形にすることができました。
前橋・群馬で暮らすと見えにくい運動不足
群馬県は車社会です。前橋市にお住まいの方の多くも、近所のスーパーへ行くのに車を使うのではないでしょうか。これは悪いことではありませんが、歩く機会が自然と減ってしまう環境でもあります。
さらに冬になると、赤城おろしと呼ばれる空っ風が吹き、外出そのものが億劫になります。気づけば秋から冬にかけて体重が増え、春になって「去年の服が入らない」と気づく方を、施術の現場でも多く見てきました。これは特別なことではなく、前橋・群馬という土地の気候と生活スタイルが重なった結果だと感じています。
22年の臨床で見えてきた、ある傾向
柔道整復師・鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師として22年間、体に関わる仕事をしてきました。その中で感じるのは、体重の増減だけでなく、体の使い方や姿勢の崩れが、肥満のリスクをさらに高めてしまう場合があるということです。
例えば、長時間同じ姿勢でいることが多い方は、血流が滞りやすく、代謝が落ちていく傾向が見られます。また、腰や膝に負担がかかると運動そのものを避けるようになり、体重がさらに増えやすい状態に陥ることもあります。これは個人差があるため一概には言えませんが、体の構造と生活習慣は切り離せないものだと、施術を通じて実感しています。
今日からできる、小さな行動
肥満のリスクを大きく捉えすぎると、何から始めればいいか分からなくなってしまいます。だからこそ、私がおすすめしているのは、ごく小さな一歩です。
- エレベーターではなく階段を1階分だけ使ってみる
- 夕食の白米を、普段より一口分だけ減らしてみる
- 週に1回、10分だけ敷島公園を歩いてみる
どれも小さなことですが、こうした積み重ねが、体の中の変化につながっていくのだと、自分自身の経験から感じています。急激な食事制限や無理な運動よりも、続けられることの方が、結果的に体を変えていく力があります。
一人で抱え込まなくて大丈夫です
肥満のリスクについて知ることは大切ですが、それだけで行動に移すのは簡単ではありません。私自身、93kgだった頃は「分かってはいるけれど、何をすればいいか分からない」という時期が長く続きました。
当院では、DNA検査と分子栄養学の考え方をもとに、一人ひとりの体質に合わせたプログラムをご提案しています。運動なし・過度な食事制限なしを基本に、リバウンドしにくい体づくりを目指すものです。効果には個人差がありますが、前橋市やその周辺にお住まいで、健康診断の数値が気になり始めた方は、一度お話だけでも聞いていただければと思います。地域の方々の毎日が少しでも軽やかになるよう、これからも向き合っていきたいと考えています。












